天正4年(1576)、静居寺3世琴峰壽泉大和尚により、曹洞宗嶋田山快林寺として開山いたしました。
寺内には子安地蔵を始め、六地蔵、水子地蔵、また観音堂には千手観音をお祀りしておりますが、この観音堂は江戸時代、東海道嶋田宿の中心地と云われていました。
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」のくだりで知られる大井川が、長期に亘って「川止め」になり旅籠が混雑した際には、当寺院は応急の宿泊地としても、旅人に提供されていたと伝えられております。
現在の本堂は、明治33年(1900)に建て替えられました。平成に入り、島田市の都市区画整理事業に伴い、あらゆる施設、設備が改築または新設されて、今日に至っております。
スリランカでは、国民の7割を占める仏教徒の子供たちが通える幼稚園が少ないのが現状です。当山では、仏教徒の子供たちの健全な教育のため、スリランカに幼稚園(コロンボ中央幼稚園)を建設しました。